たまには建築らしいことも書かなきゃってことで、この本。

まだ途中だけど、この前の課題のときはけっこうお世話になった。要するに、遊園地ではなく原っぱのような建築を作りたいといったような話。もちろん遊園地と原っぱは例え。

遊園地というのは機能があり、その機能が人の行動を規定し、楽しむことはできても、あくまでそれは予想された範囲内で起こることだ。対して原っぱは何もない状態なのに、そこで子供はいろいろな遊びを自分たちで見つけ出したりする。空間が押し付けない。ある意味で弱い建築とでもいうのだろうか。作者は後者を積極的にすすめている。

僕は今までの建築(つまり機能からできる空間構成)が決してよいとは思っていない。機能が人を窮屈にしてる可能性があるから。ある意味、機能とかけ離れて作られたものがたまたまその機能になったというような感じで作れたらなと最近は思っている。偶然が織り成す場。しかし課題といえどもある程度の機能は求められるし、現実に建てるならばもっとシビアであろう。機能と偶然性。相反するものなのかどうかもわからない。だが、時と共に色んなものが変わっていく中で、建物も変化するのが必然のように感じる。建てられたものは変わらないので、周りの環境を取り込めるような。それも意図的な変化ではなく、偶然的な変化。

まあそんなことを課題で悩んでいた。で、まとまらずという結果。

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今日は見学→講義。やっと少し落ち着けそう。でもコンペでもしようかなと思考中。

今日友人と話していたこと。
最近は個人的な活動が多く、各々が仲間との関係が希薄になってきているのではないかということ。難しい問題だと思う。次第に自分の方向性が決まってきて、それぞれが違う道を歩もうとしている時期だからだ。
最低限の繋がりは保ちたい。むしろ保てるはず。

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