この作品は原作を読んでいたのだが、映画はだいぶ変わってた。最後の別れもないし。個人的には映画の方がいいと思う。映画全体に流れる哀愁がすごい。

恒夫はどこにでもいる男であるし、最後の行動もリアルに考えるなら、おおいにあり得る。痛々しいほど現実的な恒夫の最後の行動は自分にも何か残したように思う。

もう会えないけど忘れられない人。あの最後の涙はそう表現しているように感じた。状況は違うが、そういう人は自分にもいて、とても切ない気持ちにさせられた。

池脇千鶴がすばらしいと感じた。最後の凛とした表情は、この映画のもっとも感動するシーンではないか。

全てを「背負う」ことができない人間の弱さを感じた。しかも自分を含めたほとんどの人間がそうではないのかと思わされた。

そしてくるりの音楽がものすごくよい。最後の「ハイウェイ」が流れ終わるまで目が離せなかった。ホントに名曲。

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今日は中学校時代の友達と飲みに行く予定だったが、友達の仕事が長引くらしく延期に。まあ近々会えると思うので、いろいろ話そうと思う。今の状況をあまり知らないからこそお互い話せることもある。ある程度客観的にもなれると思うし。そういった存在は貴重だ。

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